はじめに
「ソフトエレガントタイプって、きれいめしか似合わないの?」
「本当はカジュアルが好き。でも、なんだかしっくりこなくて…」
そんなふうに感じたことがあるソフトエレガントタイプの方、意外と多いのではないでしょうか。
実際、わたしのサロンにいらっしゃるお客様でもこのようにおっしゃる方が本当に多いです。
ソフトエレガントタイプは上品できれいめなスタイルが似合うタイプ。
その一方で「好み」と「似合う」のバランスで悩む方がとても多いんです。
今回は“ソフエレだけどカジュアルも着たい”という方に向けて、違和感なくおしゃれを楽しむためのコツをイメージコンサルタントの視点からお届けします。
カジュアルと似合うのバランスをとるには?

ここではカジュアルと似合うを上手に調和させるための具体的なポイントをご紹介します。
①“似合う”カジュアルなアイテムを選ぶ
カジュアルなアイテムを選ぶときは、色・形・素材のいずれか一つでも“ソフエレらしさ”を意識すると、ぐっと似合わせやすくなります。
■色
カジュアルなアイテムを選ぶ際には、落ち着いた色を選ぶと品の良さが引き立ちます。
白、ベージュ、ネイビーやチャコールグレーなどのベーシックなカラーは、シンプルなTシャツやスニーカーでもきれいめな印象に見せてくれるのでおすすめです。
逆にビビッドすぎる色のものやたくさん色が使われているものだとお顔の上品な印象とちぐはぐになりやすいため注意が必要です。
■形
身体のラインをほどよく拾うシルエットが◎。
オーバーサイズすぎるアイテムはラフになりすぎてしまうので、ややコンパクトなシルエットを意識すると、カジュアルでも「きちんと感」が保てます。
たとえば、デニムならストレートやスリム寄りの形を選ぶと、全体がすっきり見えて上品にまとまります
■素材
カジュアルなアイテムも、素材にこだわるとぐっと大人っぽく見えます。
適度なハリ感や光沢感のある素材を選ぶと、カジュアルなアイテムでもきれいめな雰囲気に。
たとえば、コットン100%でも少し光沢のある生地や、さらりとしたハリ感のあるジャージー素材などはソフエレらしい上品さとカジュアルさのバランスがとりやすい素材の代表例です。
②“似合う”と“カジュアル”をミックスしてバランスをとる
①では、色・形・素材のいずれかで“ソフエレらしさ”を意識することで、似合うカジュアルアイテムを選ぶコツをご紹介しました。
ただ、中には「どうしてもこのアイテムが着たい!」というお気に入りがある方もいらっしゃると思います。
その場合、アイテム自体は上記の条件を満たしていなくても、ほかのアイテムで“きれいめ要素”のあるものを取り入れることでバランスをとることができます。
たとえば…
- カジュアルなトップスには、パンプスやきれいめスカートを合わせる
- スニーカーの日は、全体の色使いやシルエットで品よくまとめる
「全部をカジュアルにしない」ことが垢抜けて見える秘訣です。
ソフトエレガントの方がカジュアルで違和感を抱きやすい3つの理由
カジュアルな装いをすると「部屋着のように見えてしまう…」「どこか野暮ったい印象になってしまう…」
そのように感じられる場合、実は、以下の3つのポイントが原因かもしれません。
①全身を「カジュアルな風合い」だけでまとめている
ソフトエレガントタイプの方は大人っぽく繊細で上品なお顔立ちが魅力です。
そのため装いにもどこか「上質さ」や「きれいめな印象」を感じさせる質感がよく調和します。
厚手のコットンやシワ感の強いリネンなど、素朴でカジュアルな風合いの素材ばかりでまとめてしまうとお顔の印象とのバランスが取りづらくなり、ラフすぎるあるいは「お手入れが行き届いていないような印象」を与えてしまうことがあります。
どこかに「ツヤ」や「なめらかさ」があるかどうかが、垢抜けを左右する大切なポイントです。
②「横に広がるシルエット」に偏っている
近年のトレンドであるオーバーサイズやボリュームのあるワイドなシルエット。
しかし、ソフトエレガントタイプの方は大人顔で上品な印象をお持ちのため、身体のラインがほどよく感じられるシルエットやデコルテに抜け感のあるデザインなど、女性らしさのある装いがよくお似合いになります。
そのため「横」に広がるシルエットを強調しすぎてしまうとお顔の印象とのバランスが崩れ、ルーズでややだらしない印象に見えてしまうことがあります。
「縦のライン(Iライン)」を意識したすっきりとしたシルエット作りが品格を保つための鍵となります。
③小物が「実用的なカジュアル」のみになっている
キャンバス地のトートバッグや布製のスニーカーなど、実用性を重視したカジュアルな小物はとても便利ですよね。
ですが、それらだけで全身を固めてしまうとせっかくの上品な持ち味が隠れてしまいます。
レザーの質感や金属の輝きなど、どこかに「上質な要素」を添えることが欠かせません。
具体的なアイテム別の取り入れ方
同じ“カジュアル”でも、選び方次第で上品さはしっかり保てます。
ここでは、Tシャツやデニムなど定番アイテムをソフトエレガントさんらしく取り入れるためのコツと具体的におすすめのアイテムを詳しくお伝えします。
| アイテム | ポイント |
| Tシャツ | 光沢素材・コンパクトな形・きれいめロゴ |
| スウェット | ダンボール素材やスムーズ素材・コンパクトな形 |
| デニム | 濃い色・細身・ウォッシュやダメージのないもの |
| スニーカー | レザー調・細身・ベーシックカラー |
| リュックサック | 大きすぎないサイズ・ナイロンやレザー素材 |
Tシャツを取り入れたいとき

- 色:白やネイビーなどのベーシックカラー
- 形:コンパクトなシルエットで、鎖骨が少し見えるデザインや首周りのリブが細いもの
- 柄:無地がおすすめですが、ロゴTを選ぶ場合は筆記体や明朝体などで細めの文字のもの、あるいはモノクロ写真などシンプルなデザインのものも◎。
- 素材:光沢感のある素材や織が細かい生地
▼カジュアルすぎない、艶やかな素材感のものをピックアップしました。
スウェットを取り入れたいとき

- 色:濃いグレーやネイビーなど落ち着いた色
- 形:オーバーサイズではなく、できるだけコンパクトで丈は短めのもの
- デザイン:無地で、紐やVガゼット(首元の三角形の飾り)など余計な装飾がないもの
- 素材:ダンボール素材やスムース素材
▼部屋着に見えない、きれいめな質感の1枚です。
デニムを取り入れたいとき

- 色:濃い色
- 形:スキニーやストレートなど、スリムな形
- デザイン:ウォッシュやダメージがないシンプルなもの
▼脚をすっきりと見せてくれる、きれいめなデニムはこちらです。
スニーカーを取り入れたいとき

- 色:白・黒・ネイビーなどベーシックカラー
- 形:細身でつま先がすっきりしたもの、靴ひもが細めもの
- 素材:レザー素材
▼足元を品よくまとめてくれる、細身のデザインをセレクトしました。
リュックサックを取り入れたいとき

- 色:ベーシックカラー
- 形:大きすぎず、すっきりとしたデザインのもの。
- デザイン:金具付きなど、上品なアクセントがあるもの
- 素材:光沢感のあるナイロン素材やレザー調のもの
▼大人の女性が持っても浮かばない、上品なデザインをご紹介します。
お出かけ前!垢抜け最終チェックリスト
鏡の前で今日のコーディネートを以下の3つの視点でチェックしてみてくださいね。
①「どこか一点」に必ずきれいめ素材を入れましたか?
全身をカジュアルな素材だけでまとめると、どうしてもラフさが強く出すぎて「部屋着感」が出てしまいがちです。
ツヤ・落ち感・なめらかさのある素材をどこかに1つ足すだけで一気に洗練された印象になりますよ。
お手本ミックス例:
- ロゴTシャツ×サテンのロングスカート
- デニム×とろみ素材のブラウス
- スウェット×センタープレスパンツ
②シルエットは「横」より「縦(Iライン)」を意識しましたか?
ダボっとした「横」に広がるシルエットはソフエレさんには少しルーズに見えやすいもの。
「縦長」のシルエットを意識すると大人の品がしっかり残ります。
垢抜けのコツ:
- 細身のパンツや落ち感のあるスカートを合わせる
- トップスはコンパクトなものを選ぶ
- 手首・足首・デコルテを少し見せて「抜け感」を出す
③小物で「大人の品」をプラスしましたか?
実は一番手軽に印象を変えられるのが小物です。面積は小さくても、コーディネート全体の格をぐっと引き上げてくれます。
おすすめアイテム:
- パールや華奢なゴールドのアクセサリー
- レザー素材の小さめバッグ
- ポインテッドトゥのパンプスやサンダル
スニーカーの日こそ、アクセサリーやバッグをきれいめにする。
たったこれだけで「ご近所コーデ」から「大人のおしゃれ」へ格上げされます。
おわりに
ソフトエレガントタイプは「きれいめだけしか似合わない」と思われがちですが、実は工夫次第でカジュアルもおしゃれに楽しめます。
今回ご紹介したように、色・形・素材のどれかで上品さを意識したり、きれいめなアイテムを組み合わせるだけで、ぐっと洗練された印象に。
ぜひ今日のコーデに取り入れて、“自分らしいカジュアル”を楽しんでみてくださいね。


